工作してみた(みる)
トライステート Web Radioを「加工」してみる
table of contents
さて、ぎっくり腰は、お調子ものへの警告だとおもって養生した。myblog というわけで、記事どころか工作人生そのものが一時中断してしまったが、なんともなくなったので(のど元過ぎればなんたら)再開。
秋月のキット販売で人気のあるトライステートのWeb Radio(BB-SHOUT)は、ぼくが電気工作に嵌まったきっかけの品[1]。
このキットは基板むき出しなので、タカチのプラスチックケースに悪戦苦闘して入れた。
右は、その頃(といってもまだ何ヶ月か前だけど)ケース前面のアルミ板に液晶用の四角穴をあけようとした時の写真。
ご存知のように、この程度の大きさで画像を貼ると普通に工作が出来てるように見えます。Web用写真のトリックみたいなもので、四角穴空けが、そんなに甘いわけはありませぬ
。次の写真のように、ギザギザ隙間をかかえつつ彼or彼女はけなげに動いてくれていたわけでアリマス。
この機会にもうちょっとは奇麗な作りにしてあげたいというのが、今回のお題。うまく行けば、学研真空管アンプを「変形」してみるの工作に戻ってみたいと思うのであります。
準備その1。アマチュア工作での文字入れ方法各種調査
自分の技能上、上の写真にあるように、文字入れをしたことがなかったので、まずは、電脳網を手助けに、パネルへの文字入れ方法の学習。
「JF1GNYのページ」さんの文字入れ加工が一覧になっているので、それを参考に検討。
- テプラなどのテープ類を使う。。。。。テプラは便利なので、工作に限らずよく使うんだけど、外に見せる部分に色合いが違う凹凸が目立つテープを使うのはいかにも、なので、パス。
- レタリングシートで文字記号をひとつづつ張って、そのあとレタリング固定剤スプレーgoogle で剥がれないように固定。。。。。1、2文字ならOKっぽいが、ゼッタイに数文字以上だとまっすぐ張れないはず(<自分)。
- となるとレタリングシートをデザインして、外注。。。。http://www.geocities.jp/aaa84250/D_SEL.htmに作例がある。業者さんとしてはセントラルアートファクトリーAID CRAFT、g-landとかスタジオセット、などなど幾つもある。最低5000円はかかるみたいなので本格的なパネルを作る時に利用すべき。いつか使ってみたい。
- 透明フィルムラベルに印刷して、張る。。。。テプラの全面版と考えていいと思うが、フィルム全体がパネルを覆うというのが、どうか。
- デカール。。。。これは、個人的に興味があるけど、テプラと同じように部分張りなので、凹凸が目立つと思い、今のところパス。
- シルクスクリーン。。。。かっこいいです。RJさんのアナログシンセパネルのページを以前に見て、すごいね、と思ったまま、トウゼン、自分には無理無理
。 - フライスで刻印。。。。これはhakuの使い方を数十年後に習熟したらやってみたいですが、今はムリ。
- 二枚のアクリルで印字したシートを挟む。。。。これを採用
シートの素材になにを使うかを次に検討する。。。。。その前に 、回路変更とケースの選定を行っておく。
回路変更/付加と ケース選定
この機会に(1)出力部分にFMトランスミッタをつけて、ワイヤレスでWebラジオを聞けるようにしたい。(2)外付けACアダプタを使うのは嫌な人なので、電源トランスをケースに内蔵したい。
当然スペースが必要になるので、基板で一杯だったタカチのSY-150A (149x54x170)から、一回り大きいSY-190A(190x54x200)に変更する。貰い物で、3個づつあるのだ!。
電源部は、TOYOZUMIのHT-1208(6-12V,0.8A)をもっているのでそれを使う。本体には5V/150mAを供給出来ればいいので、写真のように作ってテスト。OK。
右側の基板に電源部と、NS73M + ATTINY2313Vを組み込んでいる(3線制御)。NS73Mgoogle は、秋月電子で売っている新潟精密のFMワンチップIC。3V動作なので、レギュレーターをつけている。なおこのICを使った製作例は電脳網に沢山ある。
今回音源はFM経由受信オンリーとして外部出力端子は付けない。結構空間があるので、将来、外部端子が欲しくなったときのための追加機能スペースにしたいと考えている(アナログスイッチかリレーで切り替え)。
さて、文字入れ準備に戻ろう。(20091025記..続く)
20091029:準備その2;文字入れ用紙各種テスト
というわけで、上に書いた透明パネルにOHPフィルムを挟むという路線を基軸にして、他にもいくつか用紙(フィルム)を購入してテスト。
写真左から、
- KOKUYO VF-1101N : OHPフィルム
- ELECOM EDT-FKK: フォト光沢紙
- キャノン MP-101:マットフォトペーパー
- ELECOM TDT-FCC:光沢フィルム(透明)
いずれもインクジェット用。プリンタは、Canon PIXUS iP90v。プリンタドライバはとりあえず最新のものにした(usb://Canon/iP90?serial=43A7C3)
コスト的にはマットフォトペーパーに軍配があがるが、所詮「紙」。紙の質感が出過ぎるので却下。
2/4番目のELECOM光沢系は一長一短。前者はしっかりした光沢系印刷が出来るが、中身は紙なので加工の時に縒れそう。後者は透明フィルムなので仕上がりが奇麗に見えそう。ただし接着面を剥がす必要があって、「気泡」が目立つ。OHPは、まあOHPというかんじ。印刷が透明フィルムに劣るのとちょっとコスト高か。
3番目を除外して、光沢系紙vs光沢系透明フィルムシールvsOHPの争いです。最終決定(大げさ)の前に、パネルの加工を試しておく。
20091030:準備その3;パネルの加工を試す
工作日録:2009年8月〜にメモしたように、オリジナルマインドのmini CNC HAKU2030を使い始めた。エンドミルを数本オシャカにして、ようやく使い方がわかりはじめてきたのであった。
まず、液晶表示用の四角部をくりぬいたパネルの作成。Haku 2030で切り出す。捨て板用に10枚980円で購入した1.4mm(25cmX25cm)のベーク板を使った。中古なので裏側には加工した形跡がある。
(いちおう)ちゃんと四角に切れた。液晶を嵌めると右の写真のような感じ。
他に、LEDやロータリーエンコーダの穴を空ける必要があるが、まだ先の話。パネルの文字入れテストに戻ろう。
20091101:文字入れ素材をOHPシートに決定する
ELECOMのフォト光沢紙にデザインナイフを入れて、液晶窓の四角を切り抜くのはかなりむつかしいことがわかった。切れる事は切れるのだが、ケバが出るのと、やはり紙なので切り口が弱い。
となると、最初から液晶窓が透けてくれるELECOMの透明フィルムかOHPの戦い。前者の方が印刷は奇麗なのだが、気泡を取り除くガッツと技量がない。
というわけで(以下、長く続くドラムロール-->-->-->-->-->-->)OHP に決定ぃ!。
しかし、下地が茶色いベークのままだとOHPの文字が浮かびださないので、下地を明るい色にする必要がある。
選択肢としては(1)明るい色のアクリル板にする、(2)ベークに色を塗る、(3)カッティングシートを使う。手間を考えて(3)を採用。カッティングシートはフィルム系なのでフォト光沢紙よりも四角の切り抜きはマシに出来るだろうという読み。
というわけで、ホームセンターに走り下地用のカッティングシートを買ってきた。田舎街なので選択の余地は0。屋外用と銘うたれた1m X 10cmで100円ぐらいの「プロ用カッティングシート」。Viewcalgoogle の製品。型番は分かりません。白、赤(ワイン赤っぽい)、黄、青(ネイビーっぽい)、黒(つやけし)を買う。
黄色のシートをベークのパネルにはりつけたのが右の写真。写真でもわかるように左側の液晶部は(特に)汚い出来。ここらへんは、実際の作成をするときに注意することにして、(さすがにこの記事が何時終わるかわからなくなってきたので)、先に進んでみよう。
20091101:穴あけを考える
もう一つの難関がシートの穴あけである。タクトスイッチ用の小穴なんかは右の絵(断面図)のようになってる必要がある。
ドリルはシート表面を巻き込むので無理。デザインカッターでやってみたが、丸穴が不等辺多角形にしかならない
。
半日考えて(をいをい)出した結論は、適当な口径のアルミ管の先を鋭角に削って丸穴パンチのようにする、というもの。というわけで早速ホームセンターに買い出し(一日2回も行くか?普通)。
結論 ホムセンで発見:--->> 皮ポンチ というのがあって、それを使えば良い。一本200円ぐらいで適当な口径のものが買える。この手のものは、クラフトワークとか、そういうコーナを眺めてみるベキなんですな。
20091102:パネルデザイン
一応準備は整ったので、パネルをデザインする。OHPなので下地(カッティングシート)は黄色にして、文字色は黒系統でコントラストを出す。
構成も簡単に出来るもの=結論=>音楽アーチストの写真を張る
。OmniGraffle Progoogle
にて作成。
仮止めしてみたもの。左から
Corinne Bailey Raegoogle
ちあきなおみWikiPedia
Tal Wikenfeldgoogle
そして、本サイトの大姉御
新旧Museいい女シリーズでした
なお、二番目のシートは、T-REX[2],Bob Dylan,Kurt Cobain[3]という「濃いなぁ、この人たち」20世紀編(一応70s,60s,80sを意識))。
三番目は往年の名ジャズプレーヤーレコジャケシリーズ。
で、だんだん疲れてきたので、この路線で一気に完成に向かいたいと思う。
20091103:パネル加工
しかし・・・またも方針変更。どうせ表面のパネルは透明アクリルをフライス加工するんだから下地のパネルもベーク板+カッティングシートじゃなくてアクリルでやってしまいたくなった。ダイソーで200円の黄色アクリル板を買った。
このほうが奇麗じゃないの。
ついでにタクトスイッチ関係の基板も作り直して、二枚のアクリルを穴あけ。
目処がたった感じ。(でも結構消耗したので、この工作は数日休んでみたい。
)
パネル切削条件覚え(Mach3+Haku2030)
| 項目 | |
|---|---|
| Safe-Z | 3mm(移動時のZ位置) |
| Start-Z | -4mm (開始時のZ。Mach3のZ軸0を材料から4mm上に離す) |
| Final-Z | -6.2mm(2.2mm分切削する) |
| Z軸切削ピッチ | 0.1mm |
| 送り速度 | 600 |
| スピンドル回数転 | 8000 |
| 工具直径 | 2mm |
| 工作時間(結果) | 25分*二枚 |
20091106:一応「加工」終わり
OHPシートを印刷して、パネルに張る。地味路線で、ジャズ・レコジャケ写真を採用。最初の順序を入れ替えて、左にソニーロリンズ殿をもってきた。
内部配線をして(汚いなあ)、出来上がり。結局、後部に空間をつくっておくように配置を変更した。
まだ背面の電源コード、LANコード周りは仮付けのままだけど、一応「加工」は終わりにする。(LANコネクタは基板から外して背面パネルの方にもっていく予定)。
OHPシートとアクリル加工の見栄えはこんな感じ。パネルを合わせるために、2mmネジを2個(左上隅・右下隅))と電源用スイッチの六角ボルトを使います。液晶とタクトスイッチ/LED基板はネジを使わず、アクリルで作ったL字アングルをパネルに配置して押さえ固定します。
液晶の外枠を黒のものから銀のものに変更しました。
上は動作中のWebRadio。パネルの絵柄は視認不能なほど薄いけど、このほうがいいかもしれない。実は、右のように派手派手の「ケルティックウーマンバージョン」ってのを作っていた。今回は採用を断念する。いつか使ってやるんだ
。
LEDは、黄色アクリルの下板を通じて光る。まあ前よりは全体的見栄えは改善された気がする。LEDとタクトスイッチの一番下のもの(FMなんたら)は、今後FMトランスミッタとAUX切り替え機能を付け加える時のためのもの。現在は、機能してません。また、TXのLEDは意味がないのでパネルには反映させていません。思ったよりLEDの照度が高すぎるので、後から抵抗を噛ます予定。
以上、いろいろ学んだけど、かなり消耗しました。やっぱり手先が不器用だとアレだなあ。と、気をとりなおして、学研真空管アンプを「変形」してみるにもどることにしたい。
20091107:今後の改良予定覚え:いつになるかは不明
LANジャックを裏板までもってくる。電源にFUSEを(それくらい早くしろという噂があるが)。
裏板の加工。
LEDに抵抗を入れて照度を落とす。
FMトランスミッタの音質が今ひとつ。NS73M以外のFMトランスミッタに入れ替える
AUX端子をつける。
LANコードがじゃまなので、手持ちで寝てる古いAirStationを使って無線化。
リモコン化
20100103:基板を作り直して仕上げ作業を始める
以下の点について作業を済ませました。
(1)LAN端子を背面ちかくまで持っていく。(2)AUX端子をつけた。(3)FM/AUXの切り替えを行う。(4)LEDに抵抗をつける(470 Ohm)
FM/AUXの出力切り替えは4066のアナログスイッチを使う。
なお、基板作り直しで配線がちょっと面倒になったので、今回は、あれこれ使い回していたSparkFun製のNS73Mのブレークボードを乗っけることにした。
気がむいたら裏板の加工しておしまいにしよう。この工作で、リモコン化とか無線化はちょっと無理だと判断。