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道具のこと

アクリル板の加工を考える

アクリル板を自前で、切る、曲げる、穴をあける、接着する、磨く、にはそれぞれ才能と熟練が必要なようで、僕はダメです。と言ってても仕方ないので、それぞれの作業について現時点での課題を考えてみる。

なおプロの仕事を電脳網で眺めるとすれば、(有)エクセルのブログ。すばらしいです。

現状把握

直線を切る

CNCのHAKU2030のおかげで、直線を切る、ことについてはなんとかなる。プラスチックカッターやのこぎりでもやれないことはないが、ちょっと曲がったりして、失敗が多いからだ。

曲線を切る

これもHAKU2030のおかげで(以下略)。なお、電動糸鋸でもやれることはやれる。曲線は糸鋸の得意とするところなので(一応プロクソンの卓上糸鋸をもっているのだ)。ただし面倒。

小丸穴をあける

アクリル板に穴をあける時、割れが生じることがある。アクリル用ビットとか、蝋燭ドリル(一文字ドリルのように先が鈍角)を使うと改善されるが、ぼくが採用しているのは、ロウソクを空けたい部分に垂らすこと。一種潤滑油の作用があるみたいで、ロウソクさえあれば割れはない。

糸鋸で曲線を切る時にも同じくロウソクを垂らす。アクリルは熱に弱くて摩擦で溶けて行き、それが固まり、加工刃が流氷にとりかこまれた南極越冬船みたいになってしまうことが多いのだが、ロウソクのおかげでそれはなくなる。摩擦を緩和してくれるのと熱がロウソクを溶かすのに使われるのがその理由だと想像しているが、正しくはわからない。

というわけで、ドリル穴に関しては苦労しない。

大穴をあける

これもHAKU2030のおかげで(以下略)。もはや一択です。ただし、丸穴なら、CNCを使うほどでもなくロウソク+ホールソーという手もある。

最小Rで曲げる



tooltate.jpg

アクリル曲げ用の加熱棒を大枚6000円をハタイて持っているので、この作業については、それほど問題がない。上の写真の半田リールが入ってるポケットのような感じ。



ゆるやかな曲線をつくって曲げる(ラウンド加工)

出来ない。やったことがない。しかしMC4を真似するにはこれをクリアしなければならない。全体加熱が必要になる。電脳網によれば、ホットプレートとオーブントースターでの作例がある。(ガスレンジでやるという作例もあるがちょっとパス)。

アクリ屋さんのサイトはオーブントースター

プレートでの作例で美しいのはFD3S整備、走行日誌

この手の加工記事には、ランプとかのカバー加工が必要な車ホビー関係者が多いみたいだ。

というわけで、まずはホットプレートを手に入れなければならない。トースターはホットプレート以上に扱える大きさが限定されてしまいそうなのと、値段が高そうなのでパス。

磨く

まったく出来ない。研磨剤、研磨フィルム、かんななどの使用方法を学習する必要があり。

磨くのが必要なケースは2つ。一つは平面を奇麗にする。これは言うまでもない。今一つは、切断面を接着する場合。切断面は荒くなるので研磨が必要になる。研磨時に平らにするときに、直線が曲線になるのは僕のお約束。

接着

まったくダメ。上の「磨く」をちゃんとしないこともあるが、接着剤が均等に接着面に広がらず、多めに入れて他の部分を汚すの繰り返し。

ところで、接着剤を塗る(というか毛細現象を利用して材料の隙間に含ませるといったほうがいいのだろう)場合、筆を使うかシリンジ(注射器)を使うかの2択となる。なお接着剤に同梱してくるシリンジもどきのスポイトはチープな気がするので使ったことがない。

エラそうなことを言った。ごめんなさい。実は筆しか使った事がない。シリンジのほうが接着剤の量調整が容易だとは思うのだが、田舎だと入手はなかなか困難。昆虫採集ホビーの店などを探せばあるかもしれんけど、さすがに面倒なのでやったことはない。

以前、某病院勤務者の知り合いに入手をたのもうと考えた事もあったが、さすがにあやしい所作なので、信頼関係を維持するために、ぐっと我慢したasease 。また最近、秋葉原に行く事があって、ホビー用シリンジ(金580円)を購入したところ、空港の荷物チェック口にてあれこれ文句を言われたので「そんなんだったら、いらんわーい。捨ててくれぇ」と大見得を切ってしまい、消滅した。アキシャル抵抗が入った袋を<これはなんだ>という眼でみられた直後のことだったので、すこしむかついていたらしい。馬鹿なことをしたもんである。。。でもさ、空港よ、そんなことしてるからJALが経営危機(以下略)cool

ところが二週間前。シリンジをゲットしたのである。街の外れにある小さいホームセンターになぜか3本売ってたのだ。というわけで、練習意欲は高まっているが、今回の工作には「接着」はなさそうなので、まだやってない。

アクリル板の加熱、ラウンド加工のテスト結果



遅れ馳せながらやってみた。

結論を先に書くと、ガスレンジの魚焼き器でやるのが一番よろしい。



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さいしょは、1980円ホットプレートを買ってきたのでいろいろ試してみた。アクリルがホットプレートにくっついてしまい、接着面が曇った。アルミ板を引いても同様。温度、時間をいろいろかえてみたがダメだった。



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次にアイロンを上向きにして試してみた。同様に失敗。ただアイロンは細部の加熱・加工の時に使えるかもしれない。



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色つきアクリルだと裏面はこだわらなくていいので、面を汚さないでラウンド加工出来る(右は黒の3mm板アクリル)が、透明板は厳しい。



原因を考えてみる。板を下から熱をかけていくと、板がUの字に反る。ちょうど中心部分だけが熱源と接触し過度に加熱され、溶ける。こまめに返してあげるものの、何回か繰り返しているうちに、一度は失敗する。でペッタ、とくっついちゃうのだ。もうこうなると取り返しがつきません。

そこで、台所に突入して魚焼きレンジでやってみた。魚焼き器は上に熱源があって、反り返っても直接熱源には接触しない。もちろん最初からそう思っていたわけではない。やけくそですやけくそ。



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で、ビンゴであった。こまめにレンジをあけて、過熱に気をつけること。5分もあぶってると、全体にふにゃふにゃになってくる。端の方は加熱が足りなくなるので、アクリルをずらしてまんべんなくあぶってあげる。ようするに魚焼くのと一緒である。違うのは軍手を2枚重ねで調理することと、受け皿に水を張らないcool ことぐらい。



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右がホットプレートのもの。左が魚焼きレンジ。右にはホットプレートのデコボコやアルミ板による接着汚れが見て取れる。



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なお、ホットプレートのデコボコは、うまく使うといい模様になるが、これは変化球。



苦闘二時間、ダメにしたアクリル端材一ダース。

というわけで、ラウンド加工については目処がたった、ということにしておこう。

ホットプレートは、そうだなあ、お好み焼きでも焼いてみる。














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